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ペットを彫る

ペットは大切な家族の一員。その大切な家族を彫ってほしいと依頼されることは少なくありません。ペットの写真からつくったTシャツやペットのお墓や愛犬の骨を入れたアクセサリーなどまで多くのアイテムが出回っていますから、どこかで目にされた方も多いことでしょう。

ペットを彫った事例写真です。

1.写真彫刻
かなり古い写真で、十数年前は平面のレーザーも多分なく、荒い線数(1インチにいくつ点があるかを示す数)で表現した写真彫刻です。荒い点で表現すると、小さなガラス面になればなるほど、顔の判別がつきづらくなります。今はこの10~15倍ぐらいの線数で表現していますので、割と小さなグラスでもきれいです。でもレーザーの繊細な点にはかなわないので平面のガラスで精度を求めるならレーザーがベストです

 

2.二階調のデーターで彫刻

ワンちゃんの写真を二階調にデーター化したものを使って彫ってます


左の写真をデーター化したものが右の白黒画像。
サンドブラストは黒い部分を彫ります。ガラスに彫ると彫ったところが白くなるので、データーを白黒反転させて彫刻。それが上のアーサーと彫ったガラスオブジェです


こちらも二階調化してます。一度データーを作っておくといろいろと使いまわしがきいて、アイテムを増やす方もいらっしゃいます

こちらはネコちゃんの写真から。ギフト用にご依頼いただいたものです。
お酒のボトルは持ち込み可なので、送っていただきました

 

3.イラスト化して
手書きでイラスト化された線画を元に彫ってます。
白い紙に黒いペンで書いてもらったら、それが線画になります。輪郭や毛並みが白く少し盛り上がってますよね。これが線画の部分。ボディの白っぽいものは後でフロスト加工しています

残念ながらどのアイテムも廃盤のものばかりなのです。イメージに近いものがありましたら、コメント欄などからお気軽にご相談ください

着色

顔料を使った着色のご案内です。


白を入れているのでパステル系の色になります。グラスに着色する場合、光の加減で暗くムラになって見えるので白を入れて光を取り込むようにします。白なしの場合は、少し色がわかりづらいかもしれません

紫は、光の色温度(蛍光色とか白熱色とか、暖色系か寒色系かの違いと思ってください)の違いで、かなり色味がかわって見えます

ガラスを削ると白くフロスト状になります。
フロスト状の部分は多孔質になっているので、コート剤などが定着しやすく、それを利用して着色します。アクリル絵の具やラッカースプレーなどがそうです。ただし、何度も何度も洗うようなグラス類は、経年劣化もあって徐々に剥れていきますので、グラスにはあまりお勧めしていません。それでもやはり着色ご希望の場合は、写真のような顔料着色で彩色させていただいています。
ご希望ありましたら、メールやお電話等でご相談くださいね
(着色は1点づつお見積もりになります)
オンデマンド事例集にはいくつか着色事例が掲載されてます(ページ下部をみてね)

同じ顔料着色でガラス工芸品に使っているものです

桜フォトフレーム

オブジェなどは、アクリルラッカー(ゴールドのみ)も対応してます