上司への贈り物への配慮は

3月は退職・移動時が増えてきます。退職はなおのこと、御就任であっても移動されるなど同僚や上司と離れることは多いですね。

同僚や部下など自分と目線が同じ人には、引越し先で使う生活用品など役に立つものなど
気軽にセレクトできますが、上司や年配の方への贈り物は気軽とはいかなそうです。

好まれるものは趣味に沿ったもの。とはいっても趣味がわからないとか、好みのブランドが高価だと厳しいですよね。背伸びしすぎず、質の良いものを選べばよいでしょう。高価なものを選ぶなら、有志をつのって購入するのも良いですね。

ただ気を付けなければいけない物があります。

腕時計や鞄:勤勉にもっと働いて
ベルト:腹を締めてかかりなさい(気を抜くな)
靴や靴下:相手を踏みつける

と言う意味があります。現金だけでなく身に着けるものはNGになりやすいので要注意です。今は贈り物が多岐多様に渡っていて、さほど気にされることはなくなりましたが、しきたりを重んじる上司に贈るときは要注意です。プレゼントを開けた上司の顔色が変わらないよう気をつけたいところです。

相手が趣味にしているなら、問題ないでしょう^^贈る時に少し言葉を添えると、想いも伝わります。例えば「センスのいい部長に贈るものを考えましたが、ベルトを集めてらっしゃるとのことで、選んでみました。」とか。実際にあった事例で「ご退任後の第二の人生を奥様と素敵な時間を刻んでください」と温かい思いが詰まってました。物事のとらえ方は様々です。

しきたりは大切にしたいものですが、そのしきたりができた時代背景と今とではまるっきり変わっているものもあり、しきたり自体が様変わりしているものもあります。先様に喜んでいただけることを考えてみれば、何が大切なのか見えてきそうですね

一番外編ー
【日本茶】
「お茶を濁す」「茶々を入れる」などから、その場だけを取り繕うといった意味で、お祝い事には避けられています。一方、縁起担ぎとして九州では結納品などに使われています。その意味は、お茶はやせた土地でも根を張り長く丈夫に育つことから「健康長寿」や「困難に負けず、力強く生きる」とされていたり、お茶の芽は摘んでもどんどん出てくることから「お芽出たい」などさまざまな説があります。

131/1000