この時期に庭の端や畑の横にたくさん花をつけている玉すだれ
こんな可憐な姿を見て、ついつい私は「あ、さて、さて、さては南京・・・♪ 」という口上をメロディーにのせて脳内で大音量で奏でてしまいます(^_^;)
植物の玉すだれの名前の由来は、葉が集まっている様子が「すだれ」で白い花が「玉」にみえるから。それ以外は何ら関係がありません。
幼いころに聞いた南京玉すだれの口上が強烈で、脳内では玉すだれ=南京玉すだれ芸なのですね。そして大きくなって庭先に咲いていた花が「玉すだれ」という名前だと知ります。ずいぶん後で、玉すだれの花言葉を知った時でも口上が脳内再生されてました・・・
強烈な記憶はなかなか消えません
特に幼いころのものは。
でも、数年前にこの玉すだれの写真を撮影したころから、その頃あった出来事で少し見方が変わりました
母が認知症になり、おカネの管理ができなくなったため、弟が管理するようになったのですが、母におカネを渡すこともできず嘘をつき続けるしかありませんでした。ただ、遠方から電話でなだめるだけでした。嘘やその場限りの言葉で母を傷つけ、何もできない自分に苛立ち、、、それが、日に日に苦痛になっていきます。
その気持ちが抜け出せたのは、認知症を理解できるようになり、母のことを認知症も含めて丸ごと理解できるようになったからです。
母を傷つけていたと思っていたけど、傷ついていた自分がいただけのことです。自分が母のことを受け入れてなかったからなんですね。誰かを傷つけたとしたら、自分はそれ以上に苦しむことになります。親子、夫婦、友人、同僚、隣人、、、いろいろな人間関係があり、その時々に思ってもいないことで傷つけることもあると思います。傷つけた以上に愛し、うけいれ、自分をゆるすことが大切なのではと思います。それが「汚れなき愛」なのですね
「汚れなき愛」は、母が私を生んだ時からあたえてくれていたものでした
傷つけたと思ったなら、もっと愛しなさい
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