昨日のお問い合わせより
彫るというよりは薄ーく削るといった感じのぼかし彫刻。背景が暗いところで光に当てると輝いて見えますが、水にぬれるとほとんど見えなくなるもの。背景が明るいところでもわかりやすい、しっかり彫り込まれた作品を好む人が多いのですが、その繊細さがいいのだと。人の好みは様々ですね。
写真は10年ほど前のご依頼品です
事務所近くの大きな家の奥さまは庭の手入れが日課。
ベランダの柵にはわせたツタの葉はこの陽気であっという間に柵が見えないほどに。でもこまめに手入れされてるので、とても美しいのです。
ツタの繁茂力はすごいですよね。
蔓系のものはその繁茂力や強く絡み合いながらも、どんどん伸張することから隆盛繁栄、子孫繁栄のシンボルとして、 またその生命力の強さから長寿などの縁起に、それに「 縁をつなぐ 」とも言われて重宝されているモチーフで、アトリエピジョンでもよく使用されているのです。
唐草模様も蔓系ですね。ということで、身近なものを見渡してみると、蔓系のものがかなりたくさんありました。知らないうちに縁起もらってたかもしれません(*^^*)
ハスの花が見事な時期になりました。
ハスの開花時にポコッと音が鳴るのだと聞いて、以前早朝からハスの開花を見に行ったことがありました。そうしたらなんと聞こえたのです! でも、これ随分後になって聞かされたのですが、ポコッという音は開花音ではなくカエルが水に入った音だとか、水中で茎が鳴る音だとからしく、開花音はならないということでした。開花音って何年も信じてたのですけどね…(^_^;;)
今は動画がたくさん出回ってて、開花時を見ることができます。ほかの花同様、ゆっくりゆっくり開いていますから、音はなりそうにありませんね
前置きが非常に長くなりました。
ハスの花をお祝いごとに使えるかどうかについてです。
ご質問いただいた方が心配されてたことは、縁起の良いレンコンとは違って蓮の花はどこか縁起の悪いイメージがあるということでした。日本ではそういった印象を持っている方は多いのですが、蓮の花は縁起が悪いわけではありません。
仏様を象徴するため蓮の花が弔事に使用されるために縁起が悪い印象になってしまうことにあるようです。海外を見てみると、インドなどとても縁起の良い花として用いられています。この違いは日本では仏教が死者を弔うためのものという意識が強いからとのこと。
日本では、前述の理由から縁起の良い花であっても慶事にはそぐわないと思われることもあるようです。とあるホテルでハスの花を飾っていたら、お客様からクレームがついてさげたという話があります(未確認情報ですが)。ですので、先様によってはお祝い事としては避けたほうが良いかもしれません。
ちなみに日本を出ると最も縁起の良い花として重宝がられているインドをはじめヨーロッパでも縁起の良い花として結婚のお祝いとしても喜ばれています。
参考記事:<蓮の花の教え>(彫刻用デザインの記事に記載してます)
仏具(花器と線香立て)
お中元は一昔前に比べ少なくなったのですが、まだまだ根強い文化ですね。
日頃の感謝をお伝えするとても良い機会だと思います。
そのお中元で、喪中の時も贈っていいものかご質問がありました。
お中元は、日ごろの感謝の気持ちを贈るもの。喜びごとではないので、双方のどちらかが喪中でも関係なく贈ってもかまいません。喪中にお中元をいただくときは、ありがたく感謝の気持ちを受け取りたいものです。ただし贈る側になると、相手が気にされることもあり、期中を避けて贈るなど少し気を付けたほうが良いでしょう。
自分が喪中の時は慶事用ののしは使わず無地のしを使います。
感謝の気持ちにもちょっとした気配りは必要ですね
もうちょっと詳しい内容は、お中元の豆知識とマナーで