月別アーカイブ: 2018年9月

贈り物の表書き

日本に古くから伝わる表書きや水引き、のしの習慣はルールがとても複雑でわかりにくいもの。表書きの種類はたくさんあり、ネットでも簡単に調べる事が出来ますので、ここでは本来の意味とよくある質問に答えてみます。

●表書きの由来
昔は贈り物をする際に品物と数量を記入した目録をつけていました。表書きはこの目録が変化した形で、時代とともに内容ではなく目的を書くようになりました。
今でも御多織る、御車代や御酒肴料などの表書きは使われていて、その名残がうかがえますね。ですので、表書きは目的に合わせた言葉を選ぶことが大事です。

●四文字はいい?
「祝御結婚」や「快気内祝」「還暦御祝」など、死文字といって四文字になるのを気にされる方があります。これはタブーではなくデパートなどでも採用されているのですが、気にされる場合は「御結婚御祝」「快気之内祝」などのように5文字にしたり、単に「御祝」とするとよいです。また、「御結婚」と右上に小さく中央に「御祝」と大きく書く方法もおすすめです

●相手の名前を書くもの?
基本的には相手の名前は書き入れません。ただし大勢の中の一人に向けてといった場合には、お名前が
必要です。その際、相手のお名前は表書きの左上に書き入れます。連名の場合、通常は目上の者が右から左へ名前を入れるのに対して相手の名前を入れた場合は、相手の名前の下(一番左)が目上の者で右へ書きいれるようにします。つまり通常と並びは反対になります。

●連盟は何名まで?
連名は通常は3名程度までです。それより多くなる場合は、代表者を1名2行にして外一同にします。

●文字は何でも大丈夫?
上記の内容から、目的にあった言葉を選ぶことがとても大事ですが、
ちょっとしたお祝やお礼、ご挨拶にマナーにあった「心ばかり」「松の葉」「花一重」「おはなむけ」「花だより」などの表書きの他「感謝」「ありがとう」「おめでとう」といった言葉も最近ではよく見られるようになりました。
母の日に「優しいお母さんへ 母の日おめでとう」というちょっとしたメッセージなみの表書がみられます。メッセージを書き入れるほどではないけれど思い入った言葉を少し添えたい時にのしの表書を利用するのは素敵な方法かもしれませんね

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歳をとったから…

We don’t stop playing because we grow old;
we grow old because we stop playing.

歳をとったから遊ばなくなるのではない。
遊ばなくなるから歳をとるのだ

George Bernard Shaw

最近、ちょっとしたけがが治りにくかったり、少し油断をしていると風邪をひきそうになったり(ひくまでいきませんが)、目もどんどん見えづらくなって年齢を感じることが多くなりました。そんな時何気に「歳かなー」と言ってしまっている自分がいます

確かに年齢を重ねると細胞もその年齢いなっていきますが、年齢を重ねるだけで老化するわけではないですよね。年齢を重ねるとわかっているのだから、できることはいっぱいあります。生きていることは死ぬことに近づいているのだけど、濃く楽しく生きていきたいです(^v^)

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不遇もなんのその空間・時間、すべての質感を表現したベルニーニ

バロック美術巨匠 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞されたほど。1598年にイタリアに生まれ、ローマで50年以上の間、建築、モニュメント、彫刻など様々な分野で多くの傑作を残しました。

幼い頃から彫刻家として活躍した父のもとで、素晴らしい作品の中で過ごしていたからか早くからその才能を発揮し、25歳でバチカンからの注文を受けるようになります。ところが手掛けたローマの象徴ともなるサンピエトロ大聖堂の鐘塔に亀裂がみられ、評判を大きく落としてしまいます。元々若くして活躍していたため妬まれていたことや引き立ててくれていた教皇が亡くなったことでさらに厳しい立場となります。

10年以上もの間、不遇の時代を過ごす間も作品を作り続けます。その不遇の時代に仕上げたものが「聖テレジアの法悦」

Estasi di Santa Teresa

これが評価されてないときにつくられたなんて思えないですよねっ
でも、亀裂はみかけばかりのベルニーニという評価になってしまってたので、この精巧さや表現力が余計にあだになったのかもしれません。

彼にとっては不遇など関係ないのかもしれません。
不遇の時代も含め、ベルニーニの作品には物語や時間の流れといったものがうかがえ、また質感や細部までの表現が超絶というかもう何をも超えたものとなり、多くの人を魅了します。大理石を葉っぱの一枚に至るまで丁寧に削り出したり、石なのに支えた指が食い込んだ太ももの
柔らかさやエロティックさ、あり得ないほどのヴェールの透明感… その表現力に言葉を失
うばかりです。

ずっと自分なりの作品を作り続けてきた結果、またバチカンでの仕事を請け負うようになり、ルーヴル宮殿改築の仕事でも声がかかります。

とにかくかっこいい生き方ですよね♪
ついでに、、、ベルニーニ自身も結構なイケメンさんです(*^^*)

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