手書きされた文字を彫刻してほしいと依頼されたものです。
どこかの言語かと思い伺うと、架空の言語なのだそうです
架空の文字でメッセージのご依頼というのは、十数年たってもこのご依頼のみです。
人にはわからないけれど、通じる相手にだけわかるメッセージ
なんだか素敵ですよね♪
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お問い合わせより
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こういったお祝いは初めてなので
包装とかメッセージとかどうしてよいのかわかりません。
教えていただけますか
(取引先の就任お祝いにロゴ入りグラスをご依頼)
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ご依頼者様は、取引先様の子会社的な会社で、就任された方は担当者の上司とのことでした。ですので畏まったもののほうが良いとのことで、包装はのし包装。
彫刻内容は相談の結果、お相手様のお名前やメッセージよりも記念となるようにしたいとのこと。ロゴデーターもあるので、先様のロゴとご就任記念の日付と「祝 社長御就任」の文字だけとなりました。
子供のころは友達の誕生日や母の日・父の日、クリスマスなどでプレゼントを贈ることが多かった方も、ビジネスシーンとなるとギフトの不安は多いようです。ビジネスシーンでもパーソナルなものと同様に様々なシーンでギフトを贈る機会は多いです。
ビジネスシーンでの贈るギフトで多くの方が心配されるのがマナー
贈ったものが喜ばれるかよりも、マナー違反と思われるほうがより心配なのですね。
それもそのはず。取引上のお相手だと、常識がないと思われれば、今後のビジネスでも「信用して任せられない」と思わせてしまうかもしれませんし、せっかくのご縁を間違った対応で台無しにしてしまうかもしれません。
しかしながら、こういう大切なギフトだからこそ、相手様に喜んでいただければ、ご縁が深まったり信頼が高まることもあり。喜んでいただくために大切なことはマナーはもちろんですが、忘れてならないのは「思い」でしょう。思いが欠ければ、どんなにマナーがよかったとしても、ただの儀礼的なものとなってしまいます。
私たちにとっても初めてのシーンはたくさんあります。一緒に考えて喜んでいただけるようにしたいです
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周年記念のお祝いとして、毎年ご依頼いただく際に年数だけを変える方や、デザインにアレンジを入れたものをご入稿いただく方など様々です。
写真は周年を★を追加するという事例です
掲載させていただける事例写真がなく、12年前のものになります。
堺市の形状をラベル枠にして1周年には★1つ、2周年に★2つ
例えば、20周年にロゴを20個といったものや、10th Anniversary の文字の周りに取り扱っているキャラクターを10個彫刻といった事例など様々です。
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取引先やご親戚など訪問時のご挨拶に、手土産をご依頼いただきます。お客様からの「手土産」という言葉にふと思うことがありました。そもそも土産というのは土地の特産品を指す言葉。ガラスのオーダーメイドギフトなので、土地の特産品とはいえませんね(^^;)
で、何気に「みやげ」の語源が気になり調べてみました。
昔、農民たちにとって伊勢神宮参拝はわずかに許された村の外に出る機会でした。ところが、参拝には時間もお金もかかります。ですので、気軽にお伊勢さん参りができたわけではないのです。そこで参拝に出かける人がいれば、餞別を渡して自分の祈願を頼みます。参拝者は「宮笥(みやけ・みやこけ)」というお札を貼る板や箱を村人に持って帰ります。
これがお伊勢講と呼ばれる仕組みで、出資者を集めて代表が伊勢参りに行くといったものなのですね。また、このときの出資が餞別の由来ともなっています。そして、持ち帰った宮笥がお伊勢参りに行ったぞーという証。もうお分かりの通り、宮笥が土産の語源です。
こうして伊勢参りがはやり、伊勢神宮ではいつしか参拝客目当ての出店が増えていきます。これらの品々も含めて「みやけ(げ)」と呼ばれるようになりました。土地の特産品などを扱っていることから、「みやげ」に「土産」という文字があてられるようになったのだそうです
「土産」は、そのままだと読めない当て字。知らなければ読めないですもんね
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