ガラスの素材は、その成分や配合率、成形方法などなどにより多種多様。「ソーダガラスってなんですか?クリスタルとは違うんですか?」と、よくご質問いただくので少しお話しますね。
グラスなどに使われるものを、かなり大まかにわけると下表のような感じ
最も一般的で家庭などでもよく使われているソーダガラスは、丈夫で比較的安価なので出回っている量が多いです。ソーダガラスにはない澄んだ音と輝きが特徴のクリスタルガラスは、鉛が入っていることでそのすばらしい特性をつくり出します。が、非常に繊細で傷つき
やすいです。そのため、成形に技術を要したりで鉛の量が多くなればなるほどお高くなります。高価だけあって輝きは格別なものです。
最近は、ソーダガラスでも高品位のものが開発され、透明度や輝きは一見区別がつきにくい
ものもでてきています。また、クリスタルも無鉛素材がどんどん開発され、鉛のかわりにバリウム、チタンなどを使った堅牢度や耐久性も追求した素材が開発されています。 以前のような「高いグラスは壊れやすい」という伝説は、そのうちなくなるかも!ですね
ちょっとだけ追記
ワイングラスには、最高級のレッド(鉛)クリスタルガラスがいいともいわれています。
鉛の心配もありますが、ワインの味を引き出すには鉛素材で作られた微妙な素地がベストなのだそうですよ
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