お歳暮贈る時期とお返しについて

お歳暮が届く時期になりました。

しかし、数十年前に比べお歳暮の数はずいぶんと減っているのではないでしょうか。減っている理由はお歳暮はいったん贈るとすぐにやめるものではありませんが、仲人さんから3年後に辞退されたとか、外資系の企業が増えるにつれお歳暮を贈る習慣がない、また取引先からのお中元・お歳暮や接待を受けることを禁止されている会社も多く、虚礼廃止によるものがあげられます。

とはいえ1年を締めくくる年末の大切な慣習はまだまだ健在です。お歳暮のしきたりを知って、感謝をお届けできれば良いですね

  • 由来
    日頃の感謝として贈るお歳暮のはじまりは江戸時代。もともとは新年に先祖の霊を迎える御魂祭りのお供え物が始まりでした。いつしか本家や親元へ先祖の例にお供えするものを持っていくようになりました。また、お世話になった方への歳暮まわりと呼ばれる行事が行われるようになり、江戸時代にはお世話になった方への贈り物として品を贈る事が習慣化されました。この時代、掛売りの決済を盆と暮れまたは暮れの1回にしており、1年間の取引や親交の感謝として贈答品を送ることが盛んに行われていたのです江戸時代の習慣が現在でも受け継がれ、1年間の感謝として、 年末に贈る贈り物を表す言葉として使われています。
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  • 贈る時期
    季節のご挨拶であるお歳暮なので、贈る時期はとても重要。正式には、お正月のお祝いの準備を始める「事始めの日」(12月13日~12月20日)に贈るものとされています。現在では、若干前倒しの傾向で11月末頃から贈る人も増えています。地域別の送る時期
    ○関東地方:12月初旬~12月下旬
    ○関西地方:12月13日~12月下旬12月26日以降は「お歳暮」ではなく「寒中御見舞い」年内に送れない場合は、「御年賀」として贈ります。
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  • 喪中の時のお歳暮
    祝い事ではないお歳暮は相手に感謝の気持ちを贈る事なので、双方のどちらかが喪中でも関係なく贈ってもかまわないのですが 気になる場合や忌中(仏教では忌明け法要前、神道では忌明け祭前)は お伺いを立ててから時期をずらして贈るのが礼儀です。
    四十九日を過ぎていない場合→『寒中お見舞い』、『忌中御見舞』
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  • お返し
    日頃の感謝に贈るものなので、お歳暮をいただいてもお返しは必要ありません。宅配などで届いた場合には、無事着いたことなどのお知らせも兼ねて、お礼状(はがき)をすぐに出しましょう 。

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