工芸彫刻の表現方法「ぼかし」

冬将軍の到来で全国的に一気に気温下がってるそうです。雪が降っている地域も多いのでしょうね。降雪率の低い西宮では雪が降っても滑らないように歩くとか、そんな程度の用心です。しかし、降雪率の高い地域はそうはいきません。そして、今日は日本海側は猛吹雪で荒れるのだとか。どうぞお気を付け下さいね
 
 
さて、ガラス彫刻工芸の表現方法の一つ、「ぼかし」です。
触ってみると段差もなく、文字彫刻をしたり段彫りや立体彫りなどを施したものに比べざらざら感もほとんどありません。微細な砂に圧力をかけてガラス面に当てて彫るのですが、その際の圧力を最小までに下げます。柔らかな当たりになるので、彫れるというよりは、表面に薄い後がつくといった感じです。もちろん、長く砂を当て続けたり、ノズル(砂の吹き出し口)をガラス面に近づけすぎると真っ白になります。ほかの彫刻工芸と違って段差や彫りの深さで表現できない分、白さ加減で表現するしかありません。

今回は彫ったもののみの写真です。

段差がないので明るいところでは見えづらいのですが、暗いところで光に当たるとちょっと幻想的です(^^)

これはオイルランプのホヤで16年前に彫ったものです。当時は彫刻工芸の世界に入ったばかりで、できる出来ないとかの判断ができないし、何が難しいかなんてわからないので、とりあえず彫ってました。とにかく小さいものなので、細かすぎて今では彫ろうなんて思わないかもしれません(汗)


工芸彫刻の表現方法「立体彫り」

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