カテゴリー別アーカイブ: 1.ギフト

わんこのシルエットはんこの使い道

オーダーメイドでは、時にこういうものだといった概念があったことを気づかせてくれるご依頼があります。結婚のお祝いでグラスを1つだけプレゼントするという方に、心配になって意図を伺うとグラスとして使うのではなく飾ってもらいたいんですとのことでした。

また、ある方はハンコではなく「記念にしたいので、小さな墓標のような感じにしたい」とご依頼いただいたことがあります。ハンコは判を押すという概念が見事に打ち砕かれました。そのハンコに彫った印面はチワワのシルエット。


ガラスのはんこ

オーダーの一つ一つに思いとドラマがつまっているのですよね
良い記念となるといいなと願ってます

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女性経営者からの喜びの理由は

どんなことも一つのことを長く続けていくのは、そう簡単なことではありません。内的、外的な様々な要因で続けることが困難になるのは、多かれ少なかれ誰もが経験することではないでしょうか。それでも続けてきた歩みは、振り返ってみれば今を作っている大切な過程であり、道となり、あるいは土台となっていることでしょう。

ずっと以前のことで、周年のお祝いとしてガラスの靴をプレゼントされた女性経営者の方から直接喜びのお電話をいただいたことがあります。

その方とはリアルでお会いしたことはありませんでしたが、お互いに存在を知っている程度の認識でした。ですので、突然お電話を頂戴した時は何事かとびっくりしたものです。
小さな会社だからそんなお祝いをいただくことはなかった、そして自分がやってきたことを認めてもらったような気がして嬉しかったことなどをいろいろとお話ししてくださいました。そういえば、私も小さな小さな会社ですので周年のお祝いをいただいたときにはありがたくて、支えてくれる存在があることを改めて気づかせてもらい涙が出そうになったのを思い出します。

長い道のりは、決して平たんではないでしょうし、未来もいろんなことがあると思います。そんな時にこういう支えはとても励みになるでしょう

写真は、本文の方とは違う方へのご依頼品です

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馬の鬣の持つ意味

さっそうと駆け抜ける馬。隆々とした筋肉でつくられた無駄のないフォルム、なびくたてがみ、風を感じる動きは彫刻するのに最高のモチーフです。

小さいガラスへの表現には難があれど、取り組みたいものなんですよね

ところで、この『馬のたてがみ』、邪魔じゃないのというぐらいにふっさふさの馬の写真をネットで見かけたことがあり、ついでに『たてがみ』について調べてみました。馬にとっては猫ちゃんのひげのようなもので触角の役割を果たします。人間の髪の毛に近いかもしれません。髪の毛に何かがふれただけですぐに感じますからね。大事な頭部を日光などの外的要因から守りながら、ちょっとした危険を事前に察知してくれるのでしょう

それと同時に、動物界にある牡の雌をひきつけるための意匠的な意味もあるとのこと。もちろん、色も関係していて濃いほうがもてるとか(^0^)。また、ふさふさのたてがみを持つ馬は強そう=より良い子孫を残せると感じるのだそうです。

役員や社長就任などでご利用いただく馬は、「たてがみ」のもつ機能にぴったりと言えそうです。
会社を発展させるために、必要な感覚を研ぎ澄まし、会社に携わる社員や関係者を育て、良い種を作っていく。素晴らしい発展となるようお祈りしてます。


馬フィギュアクロック

ライオンのたてがみについて詳しく書かれたサイトがありました(^^)
ダーウィンの『戦う時に首や頭を守るためにある』 という学説はどうやら違うようです

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手書きの絵で工芸彫り(オンデマンドオーダー)

絵が描けないのだけどオリジナルにしたいと思う方があれば、自分の描いた絵でオリジナルにしたいと思う方もあり、贈り物の形はそれぞれです。

今回は、後者の自分の描いた絵でオリジナル製作したいというご依頼分のご紹介です。ずいぶんと以前のご依頼のもので、確か父の日の贈り物だったと思います。

線画で描かれた絵をご入稿いただきました。
鉛筆のように細い線だけだと、通常の彫刻ではほとんど目立ちません。なので、線を太くしたものや塗り(黒のみ)を入れたものをご入稿いただければ、通常のデザイン彫刻ができます。このご依頼者には、通常のデザイン彫刻の方法と工芸彫刻の両方をご提案させていただき、工芸彫刻に決まりました。


かわいらしいデザインでした(^^)


手書きの文字があったかい♪

通常のデザイン彫刻は、専用の機械で白黒の原稿を元にマスクフィルムを製版して作ります。マスクの種類によってはかなり細い線まで再現が可能なので、文字などの彫刻に向いています。上の2枚目の写真の文字は、このマスクフィルムを使って彫っています。

工芸彫りは、厚みのあるマスクシートにデザインを描いたり印刷をしてガラス面に貼り、デザインカッターで手作業でカットし、彫る部分だけをめくっては彫って、また次をめくって彫ってを繰り返し、基本的には彫る深さや段差でデザインを魅せるので、非常に時間と手間のかかるものになります。

言葉で説明してもわかりづらいので
イルカのプレート製作中とか工芸彫刻の表現方法「立体彫り」とかご参照くださいね

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赤ちゃんの手形(足形)グラス

この世に生を受けた天使ちゃんたちは、可愛くもあり、そしてとても尊いものです。
その天使ちゃんであるBABYの手形や足形は、そのご両親や祖父母様にとって大切な記念となるもので、ご出産関連のギフトにたびたび出てきます。特に出産祝いより、祖父母様へお贈りになる出産内祝いが多いですね。初孫のご誕生を楽しみにしていたおじいちゃま、おばあちゃまにとっては最高のギフトになるようですよ。もちろん、会えるほうがいいには決まってますが(^_^)
 
 
さて、そんな手足形ですが、これがなかなか難しいんです。
いざ手形や足形を取ろうと思っても、じっとしていてくれるはずもなく、では寝ているすきにと思っても、すぐに起きてしまうそうで、なかなか取れないといったことをよく伺います。そして日々赤ちゃんの手足は成長し、どんどん大きくなる。気づいてみれば1か月ぐらいあっという間で、とれた手足形は思いのほか大きくなってしまうのです。

私には子供がおりませんので、その難しさは伺うのみですが、取れないというだけでなく、赤ちゃんのお世話・日々の家事業などで手足形を取るところまで気が回らないのだそうです。

手足型をすぐにご入稿くださる方は、多くは出産した病院でとってもらったもの。病院では手足形を取ることは慣れてるようですね!

ちなみに一般的に3か月を過ぎると、大きめのグラスでも等倍の大きさに手足型を入れようと思うと、かなり大きなサイズになって、可愛いというより「成長したね~」といった具合になります。そしてそれ以上成長するとグラスには等倍の大きさでは入りきらなくなります。

でも、成長を見るために、赤ちゃんの時の足型と大きくなった足形を並べてガラスの楯に彫刻する事例もあります。それよりもさらに大きいと額縁になるかな。流石に弊社で、大人サイズでの足形を彫る事例はありませんが、そんな彫刻も面白いかもと思います(^^)


こちらは足形を入れたもの

 


かなり大きなワイングラスに手形を入れてます

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西洋では縁起が悪くとも、日本では神様の化身ともいわれる縁起物

ビジネス上の贈り物を選ばれる基準で、上位に来るのが縁起が良いもの。
縁起については一つ一つに諸説があります。アトリエピジョンでは中国のお客様にギフトを贈るケースがたびたびあり、日本で良しとされている縁起が中国では真逆ということもあるようなのです。お伺いするたびに一つ事例が増えて皆様にもシェアできますが、もうほんとにいろいろとあるようなので、特に海外の場合は事前にチェックが必要そうです。

例えば、西洋ではトンボの呼び名である「Dragonfly」の名にあるdragon=竜が邪悪な存在で災いをもたらすものとされていますが、日本では、古事記にも記されている武勇伝もあり、「勝ち虫」としてとっても縁起のよいモチーフなんですね。
それでもエミールガレは、忌み嫌われているトンボなどのモチーフを多用していて、その作品は多くの方に愛されてますね!

それに一部の地域では神様トンボという呼び名のトンボがあり、田んぼの神様の化身とも考えられているそうです。


トンボの酒グラス

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ストラップの記念品

会社のロゴを入れた記念品、縁起物を入れたノベルティ
ちっちゃなちっちゃなアイテムですが、これが結構喜ばれるのです。

クリスタルは、物事を見極める、精神的なカラーです。色はないけど。
なので、ビジネス向き


縁起物で龍を


専用のケース入り

クリスタルストラップ

10個からの製作品となります

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イルカのプレート製作中

イルカは、人々に喜びや安らぎを与えてくれる聖なる存在。イルカと触れ合うことで、見失った自分を取り戻した人がたくさんいますよね。

人懐こく愛情いっぱいのイルカが思い出させてjくれるのは、人もまた愛の存在であるということ。愛は人を豊かにしてくれます♥

ということで彫ったわけではなく、イルカ好きさんへのギフトです。

まずは、順にね

デザインをマスクシートに印刷して貼り付け、彫る部分をはがす
そしてパーツひとつづつ彫っていきます


もう少し彫り進め、、、


さらに彫り進め、、、


1個前の写真を表から写してます。
裏からよりはイメージがわかりやすいよね


そしてほぼ完成したところで、イルカちゃんの目を磨き、光を入れました

出来上がりはまた次回

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本当に大切なものを知ると、 強い勇気に変わる レディ・ゴディバの伝説

企業の名前やマークなどには様々な理念や思いが込められています。バレンタイン前のこの時期には多く目にするチョコレート企業の一つ、多くのファンを持つゴディバにもそんな由来があります。

1043年のこと。英国の小さな町コベントリーで領主になったレオフリック伯爵は、豊かで文化的な都市へ発展させようと決意しました。その決意通り、伯爵の活動は素晴らしく、初めに大修道院の建設を手掛け、この修道院が宗教的、社会的活動の中心となっていきました。が、次第に伯爵の野心は燃え上がり、次々と公共の建物を建てては税を増やし、あらゆるものを課税の対象としたのです。当然、領民は重税に苦しみます。

領主の妻である心優しいレディ・ゴディバは、貧しい領民にさらに重税を課すことがどんなに苦しい事かと伯爵に税を引き下げるよう願い出ました。野心に燃えてる伯爵は断りますが、彼女は何度も訴えます。この訴えについに伯爵は、あることを告げるのです「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、コベントリーの町中を廻れたなら、その時は税を引き下げて建設計画を取り止めよう」と。

翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表したのです。伯爵はついに観念して約束を守り、税は引き下げられました。

ゴディバの創始者であるジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドにゴディバの名を冠し、その愛の精神をチョコレートに込め続けています。味わう人すべてを幸せで満たす芳醇な味わいは、人を思いやる深い愛を伝えるのだそう。(ゴディバHPより)

深い愛は本当に大切なものを見失いませんね。
受けとめることができた領民たちも素晴らしい。人の本当の姿ってとても暖かいものだと思います。一人では生きていけないから、大切な人のために生きることが自分の最大の幸福で自分を生かせることなのだと、そんな風に感じてます。

そして、これが最も深く最も貴重なギフトだと思っています

余談ですが、このレディ・ゴディバの深い愛をよこしまな欲でのぞき見したため失明した若者トムから「ピーピングトム|覗きやトム|」という言葉が生まれてます

 

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2018年 バレンタインのトレンドは、、、

先日、とある男性と「ハート」談義をしてました。この仕事をするまでは私はハートが苦手だったのですが、私の感覚はいささか人と違うということは薄々認めてましたので(^_^;)、ハート好きの方が多いのは理解してたつもりでした。それでも男性から「ハートは、ちょっと、、、」といった言葉を聞くたびに、やっぱり男性はハートが苦手なんだ(心の声)と男性をひとくくりにして思う傾向があったのですね。

まぁ、そんな思いは1年目ぐらいでガラッと変わることとなり、男性でももちろん女性でもハート♡好きさんは多く、その気持ちも理解できるようになりました。そうなると、苦手だったハートも彫ったりデザインするのが楽しいんですよね。ゲンキンなものです(笑)

それはさておき、ハートのモチーフが多くなるのはやはりバレンタイン
今年2018年のバレンタインのトレンディは、、、、
社会現象になっているインスタ映え

ネットを見ると宇宙をイメージしたものや和柄などの美しいチョコレートがたくさん並んでいます。おいしそうというイメージは何処へやら、本当に意匠的なものが目を惹きます。美しいものは見ていて飽きませんね!

 

アトリエピジョンはガラス彫刻ギフト専門なのでチョコレートはご提供できませんが、本命彼女からの愛あるメッセージは心映えすることでしょう(*^^) 本命チョコにメッセージを添えて送るのもよいですね♡

バレンタイン、happy なメッセージ

 

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