カテゴリー別アーカイブ: 4.マナー

創立記念のお祝い品は送ってもよい?

創立記念、設立記念の式典
就任記念パーティーなど
ご招待をいただいた場合のお祝い品はどうされていますか?

ご招待をいただいたけれども参加できず
お祝い品を贈るといったケースはよくあります。
その際にまず確認しておきたいことが
送っても良いのかどうかということ。

サプライズをしたいとの思いはやまやまですが
式典などは会場での準備・進行で
気を配り大変な現場となります。

スペースの関係で受け取り可能なものが限定されたり
たくさんのお祝い品が届くことで
かえって迷惑をかけてしまうこともありますす。

また、まれにお祝い品を受け取らないと取り決めをしている
事例もあり、いずれの場合にも、
まずはお祝い品を贈りたい意志を伝え
お伺いをたてる必要があります。

品物の持ち運びが大変な時は目録で対応することもあります。
持って帰らないといけないとなった時、
重い・かさばるものは大変ですから

肝心のお祝い品は、
その式典の種類により品物にするかお祝い金にするかかわってきます。
一般に、会社関係はお祝い金よりも品お祝いするほうが多いのですが
これもケースによるため、事前に下調べをしたほうが良いでしょう

取引先のご就任祝い マナー

取引先のご就任祝い

今後の取引も左右しかねないからとても重要な役割を占めます。
喜んでもらいたいのももちろんですが、マナーにそぐわないのではないかとか、とても神経を使うところでもあります。

就任は先様にとっては、とても大事なイベントです。知らなかったでは済まされないこともあり、マメに情報を得るなどしておきたいものです
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◆就任のお祝いを贈る時期

通知を受けたら、できるだけ早く対応します。電報は就任後1週間以内がベストで、その他の品でも遅くとも1カ月以内ぐらいまでには贈ります。 受け取り手のベストなタイミングもありますので、先方の秘書に前もって尋ねるなども1つです。
お披露目当日に手渡しできないものを贈る場合は目録(注1)を用意します。
上場企業などは前もって公示があるため、ご就任日よりも前に贈るケースもあります。そういった場合は、前任者もいるため、お自宅に贈るなど配慮なども必要です
ちなみに弊社のようなオーダーメイド品であるなど日数のかかる品の場合は、通知を受けて1週間以内にはまずは電報などで賛辞を贈るとよいでしょう。
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◆どのように贈る?

他社の慶事は取引先との関係により決めます。
訪問が可能な場合はできるだけ手渡しされるとよいですね。
就任披露パーティに出席できかねる時には、贈り物に就任祝いのメッセージと欠席することへのお詫びを添えて贈ります。また、品が大きなものをお披露目パーティでは先様の運搬が難儀しますし、小さいものであってもお祝い品を受け付けていない祝賀会もありますので、先に担当者へ伺うなど配慮が必要です
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◆予算

役員・取締役の就任 2~3万、
社長・会長就任・院長就任・教授就任 3~5万、
個人的なお付き合いでは 5千~3万。
ご予算は、例えば会社から取引先へ贈る場合は1万~20万と 関係性や取引状況や会社の通例などもありますので、ご参考程度に
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◆のしは紅白 花結び水引で


「御就任御祝」「御祝」「御昇進御祝」
など
漢字四文字を避けるため、二重敬語の御就任御祝を使うことも多いですが、祝御就任ではスペースを入れるなどで対応もできます

◆時期を逃したら

もし忘れていた・知らなかったなど時期を逃した場合は、気づいた時点ですぐに対応します。
まずは直接先方への連絡し、お詫びを伝え訪問のアポイントをとります。アポイントが取れたら、代表者と担当者でお祝いの品をもって訪問します。担当者のミスであったとしても管理責任もあり、そのことをお詫びします。
お祝いの品は通常通りの就任祝いで、上乗せする必要はありません
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【注1】目録は贈る品の一覧表やリストにあたるもので、正式な贈答につけるものです。お披露目会やパーティなどその場で贈呈品をお贈りする場合もご用意します。

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14日日没から小正月-小正月にすることは

暖冬といわれた今冬、
西宮でもやっとこの時期らしく寒くなってきました。
寒いのは苦手ですが、その季節らしい天気であるのは
自然にかなってていいですね。

お客様から明日は小正月ということで
ぜんざいと小豆粥の差し入れをいただきました

おもちも自家製とのことでありがたいです(*^^*)
ぜんざいのさし入れ

小正月ごろに、里帰りされる方もまだまだいらっしゃって、
年賀のあいさつの時期についてお問い合わせがあります。
年賀は小正月までとされる関西と
大正月(松の内)までとされる関東ではちがうし、
ほかの地域でも風習に違いがあるようです。
年賀の時期について少しだけまとめています)

さて、その小正月
7日までの松の内を大正月に対して15日を小正月といいます。
小正月は正確には14日日没から15日の日没までで
14~16の3日間を行事としてとらえることもあるようです。

ほかにも女正月、花正月、二番正月など呼ばれています

  • 小正月
    昔々、満月はとても良き兆しとしていた日本では、月を基準とした旧暦を利用していました。満月から次の満月までが1か月、1年の始まりは立春。そして1年で初めての満月の日を「正月」としていたのです。
    その後新暦が用いられるようになってからは正月は1月1日に代わりましたが、旧暦の行事は庶民の間で親しまれ小正月としてのこったようです。
  • 女正月
    松の内(大正月)の間に忙しく働いた主婦がこの時期里帰りをしたり、やっと一休みできるときで、女性をねぎらうための日でもあったことから女正月とも呼ばれてます
  • 花正月
    大正月に門松を飾るのに対し、小正月には米粉などで繭を形作った団子を枝に刺した餅花を飾ります。1年の豊作を祈る大切な行事で、花正月と呼ばれる所以です。
  • どんど焼き(左義長)
    神社などで、正月飾りや古いお札、書初めなどを燃やして悪霊払いをします。この時、餅花の餅を焼いて食べることで、その1年間は健康に過ごすことが出来るといわれています。
    どんど焼きの炎によって、その歳の歳神様がかえられるという言い伝えもあります
  • 小豆
    15日の朝、小豆粥をいただき、家族の健康を願います
    小豆の赤は福をもたらす色とされ、災厄から守るため「ぜんざい」をふるまう風習もあります。

明日で正月も終わり
皆様の健康と良き一年をお祈りします

ワインなどのステムグラスの持ち方は?

ワイングラスというとあのステム(脚の部分)の長いグラスが一般的で
ステムをスマートに持つというイメージが日本では定着しているのではないでしょうか?

ところが海外のセレブは
ワイングラスのカップの下あたりをがしっとホールドしているんです。
写真を勝手には拝借できないんで、
「ワインの持ち方、セレブ」などで画像検索すると
オバマ大統領とか海外セレブのレセプションなどでのワンシーンフォトが見られます

マナーは、カップ部を持つこと
ステムを持つのは、テイスティングする時

しかしながら、日本ではステムを持っているほうが大多数です。
特に決まった公式の場でないのであれば、
自分のスタイルに合わせ利用されるとよいでしょう

ステムを持つ利点としては

  • ワインの色を楽しめる
  • 手の温度がワインに伝わらないようにする
    ワインの温度も白は冷やして~とかあるようですが、これは個人の好みに合わせればよいようです
  • ちょっとエレガントでスマートに見えるかも
    ついでに、カップ部のグラスデザインなどが楽しめます

カップ部を持つ利点としては

  • 手の程よいぬくもりで、ワインが香り立つのを楽しめる
  • 安心感がある
  • 海外では一般的、海外セレブがカップ部をホールドしている姿はかっこがよく見えるかも

ほかにももっとありそうですね!

それぞれの利点や用いられ方がわかると
自分なりのかっこよさを演出できますよ♪

Celebration. People holding glasses of champagne making a toast outdoors. Summer picni
シャンパングラスですけど、スマートですね!

「殿」と「様」 どちらが正しい?

殿
どちらも敬称として使われるものですよね

敬称だから、どちらでもよいのでは?と思ってしまいがちかもしれません。
ですが、相手に対しての敬称ということもあり
意味を知って正しく使いたいものです。

言葉の由来はというと
殿」は、もとは御殿などのように大きな屋敷をさしたもの
ちなみに、2階以上の建物は、階段は。閣下と陛下ですね
」は、方向を示す「さ」とそれにつける接語の「ま」の合わさった言葉です。

どちらも人を指したものではなく、これだけでは違いは判りません。

ビジネスマナーで
殿」は、同僚か目下のものへ用いられ
」は、目上・目下に関係なく、一般的な敬称として多く用いると
教わった方も多いのではないでしょうか

上記理由のように、殿は堅苦しかったり、
上意下達といったイメージがあることで避けられています。

現在は、もともと公用文で殿を用いていたため、
官庁などが発行するものには「殿」がまだ多く見られますが、
2,30年前から徐々に「様」へと切り替えられているそうです。

ということで、贈り物に敬称をつける場合は、
会社が自社の社員に退職記念品を贈るなどといった
上意下達の意味合いを含む場合以外は
「様」を使ったほうが良いですね

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お年賀はいつまで?―寒中お見舞い

「お年賀はいつまで?」
毎年、年始のこの時期に少しお問い合わせが増えます。

地域によっても違うようですが( 関西の一部では15日まで)
松の内までがお年賀の時期に当たります。

お年賀は、遠方の場合は仕方ないにしてもできれば直接うかがってごあいさつしたいもの。
ですが、先方の予定などもあり、松の内を過ぎることもあります。
そういった場合、1日2日程度ならお年賀としてご挨拶することも多いようです。

先様へ宅配などで品をお贈りする場合は、やはりマナー通りをおすすめします

8日以降は「寒中お見舞い」として、お贈りしましょう。

そのほか、喪中の場合についてなどもう少し詳しい内容をまとめています

贈る時期-1年以上経ったご結婚祝い

何かギフトを探されている方から
よくあるご相談の一つが、贈る時期です。

多くの方が、できるだけ早いほうがいいとは思っていますが
少し手配が送れて、その時期が失礼にならないのかといった心配があるようです。

就任祝いの送る時期については以前投稿しました。

今回はご結婚祝い
質問は、田舎のご友人が1年以上前に結婚したとのことで
そのときには個人的事情でお祝いができず、その後もタイミングを逃したそうです。
個人的事情はその友人に伝えることはできません。
そんな中で、時期を逃した結婚お祝いって失礼にならないかということでした

ご結婚されたことをお祝いするのが目的で、特に決まりがあるわけではありませんが
日が過ぎるほどに新鮮さは失ってしまうかもしれません。
ただ、私見で言えば、こういうケースでもし私が結婚祝いをもらったとしたら
結婚した日を思い出し、とても新鮮な気持ちでいられるように思いました。

これは先様、そして先様との関係にもよるかもしれません。

そういった関係性をぬきに、おすすめするパターンとしては
1年経った時には、結婚1周年としてプレゼント。

結婚生活はこれからずっと続きます。
一歩一歩、かけがえのない時間を歩んでいかれたら…
そんなことを願わずにはいられません

お中元、今贈るのなら残暑お見舞いとして

お中元を贈る時期は、一般的には7月下旬から立秋(今年は8月8日)
関西では8月15日頃まで
最近では関西でも7月中旬ごろに贈られるケースが多いように思います

いづれにしても、8月15日の今日は
すでにお中元を送る時期としては遅い

ということで、もし訪問の予定がありギフトを用意されるなら
『残暑見舞い』としてお贈りします

そして、残暑お見舞いの時期は9月上旬まで
できれば8月中がベストです。

お中元、暑中見舞い、残暑見舞いの時期・相場について
 

※今回、お中元の時期をとりあげたきっかけとなったのは
「今年お世話になった方に、お中元をお送りしたい」というご相談でした。
時期的にも少し外していたのですが、お話していると今後の予定はわからないということ。
もし、一度だけ贈るのであれば、お中元としてではなく お礼としてお贈りしたほうが良いです。
この期も続けて贈るのであれば、お中元でよいでしょう。もちろん、贈るタイミングも重要です

就任祝いを贈るベストなタイミングは?

知人の役員就任のお祝いをご検討時のお問い合わせより
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就任のお知らせが届き、お祝いを贈りたいのだけど、少し日が経っていて大丈夫なんでしょうか?

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似たような質問はよく受けます。特にきっちりとした決まり事があるわけではありませんが慣例のようなものはありポイントは抑えて先様が喜んでいただけるよう手配は大事ですね

祝賀会がある場合は、出欠の連絡時(ハガキなどで)にお祝いの一文を添え当日にもお伝えします。祝賀会では人数が多い分、贈答品も多く荷物が多くなるため後日又は前もって贈るなどの配慮が必要な場合も多いです。(会によって定められていることも多いので、事前に確認します)

お花であれば、就任のお知らせを受けた時や就任当日の午前中に贈ります。その他のものでも就任当日~就任後1週間以内程度までに贈られるようです。もし現金や金券(贈る相手によってNGのお祝いになります)で贈るという場合は、手渡しが基本で1ヶ月以内のお会いできる時。

アトリエピジョンの商品は文字入れなどオーダーメイド品であるので1ヶ月以内でお渡しできるようにとお伝えしています。ただ公示されている場合もあるので、早めに用意されて当日にお渡しできるのがベストです。相手にもその手配の良さも伝わるかもしれません。

お知らせを受け取った時点で祝電を贈ったり、相手や状況次第で電話などで喜びをお伝えするといったことは忘れずに。贈り物を手渡ししたいのに時間がかかりそうな時にも安心です

その他の注意点としては、前任者がいる場合。前もって就任のお知らせを受けていてすぐにお贈りできる状況でもまだ前任者がいらっしゃる場合は配慮して、就任当日かそれ以降に届くように贈ります。

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贈り物は気持ちをお伝えするものですが
気持ちさえ伝わればなんでもいいっていうわけではありません。
特にビジネスシーンでは今後の取引にも関わってくることもあるようです。

一概に決められるものではなく
例えば、電話でお祝いのご一報がご多忙の方にとっては迷惑となることも。
相手・内容・間柄・シチュエーション・時などによって臨機応変に対応できるといいですね

オーダー事例では数ヶ月過ぎてからや1年後に御祝いを贈るといったケースもよく見受けられます。先様との事情を全て把握できているわけではないので理由はわかりませんが、後日、こういったケースでのギフトを喜んでいただけたとの報告も多々いただいています。

これも想像に過ぎませんが、先様をお祝いしたいという気持ちはたとえ機を逃したとしても、思いはちゃんと伝わって喜びに値するものになるのではないでしょうか