定年を迎えて、任期を終えての退職と違い、やむを得ない理由で退職することとなるケースは多々あります。そういった退職時に何か記念を贈りたい、でも、何を贈ったらいいのか、どのようにすればいいのかなど、悩まれることはありませんか?
今回は、病気療養のために退職される方に、会社からの記念品として贈る場合の贈り方のお問い合わせです。
Q. 自社の退職者への記念品の熨斗で、それぞれ事情があって「祝」を使うのは違う気がして、、、
それと、病気での退職なので紅白の水引きも気になります
通年で「祝 ご定年」「祝 ご退職」とされている企業様から今回は特殊な事情でのご相談です。
病気などやむを得ない退職は退職する理由がお祝いにはならないので「祝」のつく言葉を避け、
「退職記念」などを使います。
会社から自社の社員へ贈る熨斗の表書きは、お祝いであっても「退職記念(品)」とされるケースが多く、今回のご質問者様のケースにもあっています。
長年勤められた方なら「感謝」や「お礼」がおすすめで、当事者にとっても良い記念になり報われた気持ちになることでしょう。
●水引について
これまでの功労をたたえたりねぎらう意味では紅白の水引きは問題ないのですが、それでも病気療養の場合は考えてしまいますね。状況が複雑であればあるほど、考慮したいところです。熨斗はかけず、包装だけにして手紙を添えられた方がいらっしゃいました。