ガラスは生活でなじみが深く、個別に作る技術も職人もそれぞれに活躍の場が広がってて、本来ガラスは使われていなかった仏具関連でもガラス製品が増えてます。当アトリエピジョンでも仏具(茶湯器や香炉など)のオンデマンドなご依頼があるので、その需要も多いのだと容易に想像つきます。
そして、なんと位牌までガラス製品はあります。
ただし、全面がクリスタルのみの場合、裏面もはっきり見えるために一般的な裏面に入れる俗名や没年月日を入れることができません。先祖代々の場合で「●●家先祖代々之霊位」と刻むぐらいです。スペースがあるので、戒名の横に刻めばよいのでは?と思うかもしれませんね(私がそう思ってたもので・・・)
ですが、父が他界した時にこのクリスタルで本位牌を作ろうとお坊さんに相談したところ、俗名は表面に入れるものではないと却下されました。位牌は開眼法要し魂をいれます。故人やご先祖様が帰ってくるところであって記念碑とはわけが違うものなのですね。
宗派によって(特に真言宗はア字の梵字や『位』の文字入り)ちがいますし、ご夫婦で1つのお位牌にするときなども違いますので、上記がすべてではないと思います。
故人を祀る大切なものですから、まずは菩提寺にご相談されることをおすすめします
こちらは、お仏壇用セットにご依頼いただいたうちの2点、線香立てなどです
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