ガラスの用語集 / ガラスアートギフト アトリエピジョン
ガラス用語解説
ガラス工芸関連の用語集です。 本ホームページ上で使用している言葉を中心に掲載しています。
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■ ガラス工芸【加飾】の種類 ホットワーク
■ ガラス工芸【加飾】の種類 コールドワーク
カットガラス/ 切子 |
円盤を回転させて加工するグラインダーを使用して、ガラス表面にさまざまな模様をカットしていく方法です。いろいろな形のグラインダーと何種類もある研磨剤を使いこなす、ちょっと難しい技術。単にカットしただけでは、透明感は出ないので、研磨剤を変えて、何度も何度も磨きをかけます。カットの絶妙な角度で、なんとも見事な光の演出ができます。ヨーロッパで始まった技術が、江戸期の日本に伝わり、江戸切子や薩摩切子が生まれてます。 |
小さな円盤型のグラインダーに研磨剤をつけて回転させ、ガラス表面に繊細な彫刻をする技法。ボヘミアのライン彫刻が有名。多彩なグラインダーがあるので使い分けて緻密な絵画を彫刻することも可能。 | |
ガラスの表面に保護膜を貼り、デザインの部分だけを剥いで、砂状の微細な粒子(金剛砂など)を吹きつけて彫刻していく技法。削られた部分は、つや消し状態になります。すりガラスとかフロストなどといわれる仕上がり状態です。吹きつける圧力や粒子の大きさ、砂量などにより、削り具合を調節できるのです。初めてでもすぐにできる平彫りから熟練が必要な段彫りや立体彫りなどがあります。 十九世紀後半に アメリカで開発された技法(元は、錆取りとして開発されました)。 アトリエピジョンは、この彫刻方法で製作しています |
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エッチング |
強力な薬品などで素材部分を腐食させるもの。ガラスエッチングは、サンドブラストと同じようにガラス表面に保護幕を貼り、削る部分のみを露出させ、そこを酸で浸します。その部分が、腐食されて模様ができるのです。酸に侵食させる時間などで、立体的にデザインを浮かしていきます。アールヌーボー気に最もよく使われた技法です。 この酸はとても危険なもののため、一般では手に入らないでしょう。最近では、この酸の代わりにエッチングクリームのようなものが販売されています。 |
グラスリッチェン |
ダイヤモンドポイント彫りとも呼ばれるもので、先端の細いダイヤモンドの粉がついたピックで、彫ります。点や線などで表現する、とても時間のかかる技法。かなり繊細なタッチができ、印影や動物の毛並みなども美しく表現できます。 |
エナメル彩 |
エナメル彩用のガラスの粉末を油などで溶いた顔料でガラス表面に描き、低温で焼成する方法。 |
純金を液状化した金液を使ってガラス表面に描き、焼成する方法。 他にプラチナを使うこともある。 |
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ステンドグラス |
さまざまな色ガラスをガラスカッターで、いろんな形でカットし、鉛線でつなげていく方法です。教会に行くと良く見られるきれいな色の装飾ガラスです。ステンドグラスは、12世紀ロマネスク時代に教会の装飾に用いられるようになりました。 |
ガラス工芸【形成】の種類
吹きガラス
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紀元前1世紀頃古代ローマ領のシリアで始ったとされる成形法の一つです。溶解窯で溶かされたガラスを吹きに巻取り、空気を吹き込んで器を成形する技法。成形法も2種類あり、型を用いずに成形する宙吹法と、型に吹き込む型吹法とに分けられている。 |
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型押し |
凹型と凸型の型を作り、凹型のほうに溶解したガラスを流し込んで凸型を押し付けて形成する方法。 |
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パート・ド・ヴェール |
石膏などで型を作って、ガラスの粉などを流しいれ 型ごと炉に入れてガラスの粉を溶解させる。冷ましてから型を割って出来上がり。ガラスを溶解させるだけなので、不透明な出来上がり。粉をうまく使えば、色のグラデーションが美しいオブジェなどの制作が可能。 |
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キャスティング
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原型を作り、砂などに型を押し、その型の中に溶解したガラスを流し込んで形成する方法。 | ||
バーナーワーク |
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ミルフィオリ |
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■ ガラスの種類
ソーダガラス |
丈夫なので、身の回りにある食器類 瓶類、板ガラスに用いられることが多いです。もっとも一般的で丈夫なガラス。 熱に強く、弾くとやや鈍い音がする。 熱膨張係数 90~100 |
クリスタルガラス |
透明度、光の反射率や屈折率が高く、カットすると美しい輝きを見せるため高級なガラス食器や工芸品切子などに用いられます。 鉛の含有率によってレベルが決まるのです。ちなみに24%以上含有が高級とされていて、レッド(lead)クリスタルと呼ばれています。重量感があり、弾くとキーンと澄んだ金属音がします。 酸化鉛が含有されることで、透明度や輝きが高く澄んだ音を奏でるのですが、反面ガラスが柔らかく傷つきやすいです 熱膨張係数 104 鉛の代わりにカリウムを使ったカリクリスタルや、そのほかにもバリウム・チタンなどを使ったものがあります。どれも、それぞれに透明感があり澄んだ音も美しいです。鉛害を心配される方には、カリクリスタルやバリウムクリスタルなどの無鉛クリスタルは、お勧め |
カリクリスタルガラス |
鉛の代わりにカリウムを使うことで、軽く堅牢なクリスタルガラスとなります。透明度が高く(ソーダガラスより青味が少ない)薬品に強く、やや硬め。音は、クリスタルガラスには、劣りますが、でも澄んだ良い音します。カリウムを使うので、カリガラスと言われてます。 ボヘミア地方に代表されるクリスタルグラスでボヘミアガラスとも呼ばれています |
■ その他
ガラスの色 |
純粋なガラス(金属等の含有されてないもの)は、無色透明です。 銅などの金属酸化物を加えると、さまざまな色彩が生じます。 例えば、、、 □赤色 (銅、金、セレンなど) □黄色 (鉄、セリウム、ウラニウム、チタン、銀など) □緑色 (鉄、銅、クロム、ウラニウムなど) □青色 (銅、コバルトなど) □紫色 (銅、セレン、コバルトなど) 同じ金属を使用しても、ガラスの主・副原料、酸化、還元などによって色調も変わってきます 被せガラスの色は、この方法で発色させています 又、昔なつかしのうす緑色のグラス・・・ あのグラスを透明にしようと思えば、反対色の赤の発色が出る金属を加えるのです。これは、光の混色理論を使うのです。 |
エミール・ガレ(1846~1904) |
アールヌーボーを代表するガラス作家。有機的なモチーフを巧みに表現され、今でも、その作品は、世界の人を魅了していますガレの特徴は、その表現力にあります。蜻蛉や植物、動物などの躍動感などの表現のため、さまざまな技法をとりこんでいるのです。 |
ルネ・ラリック |
アールデコの影響を受けたガラス作家。と行っても最初は、有機的で優美なアールヌーボーの時代に、ジュエリー作家として活躍しておりました。なので、アールヌーボー調の作品も多い。ラリックの工芸は、現在ラリック社に受け継がれ、今もなお多くのファンがいます。酸で腐食する技法を独自の調合で、微妙なフロスト状態を生み出しています。芸術家は、研究熱心でもあるのですね |